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帝国音楽院[ていこくおんがくいん]
帝国音楽院(Reichsmusikkammer)は第三帝国時代のドイツで、国民社会主義に基づいて音楽を振興し、また抑圧と強制的同一化を行った機関。 ==成立== 第三帝国では音楽は視覚芸術やラジオ・映画などの新しいメディアとともに国民社会主義の政策の道具として利用された。知識人や芸術家はナチス・ドイツの代表としての機能を果たすためイデオロギー的に統制される必要があった。そのため知識人や芸術家をコントロールする機関が創設されることとなった。 1933年9月22日、文化面での強制的同一化を行ういわゆる「帝国文化院法」が制定された。これにより国民啓蒙宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルスを長とする「帝国文化院」が創設され、その下に帝国映画院、帝国音楽院、帝国造形芸術院、帝国演劇院、帝国文学院、帝国新聞院、帝国ラジオ院の7つの部局が設けられた。帝国文化院には25万人が所属して、ドイツの文化生活を担うこととなった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「帝国音楽院」の詳細全文を読む
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