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『33分探偵』(さんじゅうさんぷんたんてい)は、2008年8月2日から9月27日まで毎週土曜日23:10 - 23:55に、フジテレビ系の「土曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は堂本剛。 2009年3月28日から同枠で、続編である『帰ってこさせられた33分探偵(かえってこさせられたさんじゅうさんぷんたんてい)』が放送され、その前週の2009年3月21日には特別編『帰ってくるのか!? 33分探偵(かえってくるのか!? さんじゅうさんぷんたんてい)』が放送された。なお、『帰ってこさせられた33分探偵』の放送時間はイレギュラー。 == 概要 == 主人公・鞍馬六郎が独自の迷推理を繰り広げ、犯人が明らかになっており事件解決間違いない状況下で、CMの時間を除いた33分間その事件を持たせる、という作品。ジャンルは「脱力系サスペンス」と定義している。 作品の流れの大半は、「事件が発生 → 状況から犯人がすぐに判明 → 六郎だけが疑問をもち33分間捜査を行う(この間、他の事件関係者が次々に容疑者に仕立てあげられる)→ しかし、結局のところ犯人は最初に判明した通りの人物であった」 という形を取る事が多い。まれにこの構成を逆手にとって真犯人が別に存在するケースがあるが、その場合でも犯行の動機や手段については的を外している(たいがい、実際は六郎が考えたものより至極単純なものである)。 従来の推理ドラマの体裁を取りつつも、犯人が明らかな中で六郎の思いつきと妄想が入り混じった傍迷惑な推理と、そこから意外な真実が炙り出されるのがこのドラマの特徴である。 作品と基礎となる「33分の放送時間を持たせる」という点を含めて、メタフィクション要素が多数盛り込まれている。 また、フジテレビ系列の他の番組のセットやキャラクター(ガチャピン、ムック、めざましくん)をそのまま登場させている。 毎回六郎の移動シーンには非常にチープなCG合成がギャグとして使われているが、番組エンディングのテロップでは「高度な合成によるもので、絶対に真似をしないで下さい」と注釈が入る。ただし第9.5話(『帰ってくるのか!? 33分探偵』)では六郎の通う小学校が事件の舞台であったため、移動シーンはない。 六郎が犯人に見立てた容疑者の犯行時刻の回想シーンでは、毎回犯人役の人物(時には周りの人物)は豹変し、奇怪な動きをするように描かれており、六郎の理不尽な推理と併せてギャグを作っている。 エンドロール直前、静止画のように演者が静止し、次回予告→CM→監督のOKがあった直後の数秒を挿入している。 これは「自分ストップモーション」と呼ばれ、スタッフロールが流れている間の背景を「直前のシーンの静止画」にする海外TVドラマの表現法を、「静止画のうちどこかが動き続けている」と言うギャグでパロディ化した『フライング・コップ』の、更にパロディである。しかし当番組の場合は、鼻をこよりでくすぐる・熱々のたこ焼きを口に入れたまま等、とても静止していられない状態をこらえて静止していると言う、メタ色を強めた演出になっている。しかし、ストップモーションをやっているのは大抵、六郎・リカコ・大田原ぐらいで、茂木やその他のエキストラ(9.5話など)はEDに入っても、動いている。 第1話が放送される同日、本篇が放送される前にクイズ番組『脳内エステ IQサプリ』に堂本剛が鞍馬六郎役としてゲスト出演し、メンバーや視聴者にクイズを出した。答えも六郎が担当しており、この時は本篇で言う33分探偵とは異なり、普通の探偵として解答を言っている。 堂本剛は『ホームドラマ!』以来4年4か月ぶりの連続ドラマ主演作及びフジテレビの連続ドラマ初主演作でもある〔。また、『金田一少年の事件簿』の金田一一役以来の推理ドラマの主演(探偵役)を務めた。 この作品のみ、地上アナログ放送では画面サイズが4:3レターボックスでの放送となった。 主演の堂本剛曰く、続編制作の話を聞いた時に「また長いんやろ?」と質問すると、「4話(『帰ってくるのか!? 33分探偵』を含めると5話)だけです。次のドラマまで持たせて下さい。」と言われたらしい(2009年3月15日放送『新堂本兄弟』より)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「33分探偵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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