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帰納的分離不能対 : ウィキペディア日本語版
帰納的分離不能対[きのうてきぶんりふのうつい]
計算可能性理論において帰納的分離不能対(きのうてきぶんりふのうつい、)とは自然数の集合の対で帰納的集合によって分離できないものをいう(Monk 1976, p. 100)。この概念は計算理論におけるΠ1集合と関係が深い。帰納的分離不能対はゲーデルの不完全性定理とも関係する。
== 定義 ==

自然数の集合を \omega = \ とおく。互いに素\omega の部分集合 AB が与えられたとき、分離集合 C とは \omega の部分集合であって A \subseteq C かつ B \cap C = \varnothing (あるいは同じことだが A \subseteq C かつ B \subseteq \omega \setminus C)を満たすものをいう。例えば A はそれ自身と \omega \setminus B との対の分離集合である。
互いに素な集合の対 (A, B) が帰納的分離集合を持たないとき帰納的分離不能であるという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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