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常安 : ウィキペディア日本語版
長安[ちょうあん]

長安(ちょうあん、中国語:長安、英語:Chang'an)は、中国古都。現在の陝西省の省都西安市に相当する。
漢代長安と命名され、前漢北周などの首都であった。唐代には大帝国の首都として世界最大の都市に成長した。また西都(さいと)、大興(だいこう)、中京(ちゅうけい)と呼ばれていた時期もあった。代以降は政治・経済の中心は東の開封に移り、長安が首都に戻ることはなかった。
西域に近かったこともあって、王朝の隆盛とともに国際都市となっていた唐代の長安は周辺諸民族が都城建設の模範とした。日本でも平城京平安京は長安に倣ったと考えられており、日本において平安初中期の詩文の中で、平安京を指して長安と書いている例が見られる。やがて平安京は現在に至るまで洛陽に例えられるようになり、とりわけ南北朝頃からは、洛陽の西方にある副都になぞらえて、長安は平安京の右京(西京)の異称となった。
== 歴史 ==

===西周===
長安の都市としての歴史は西周の都豊邑(本来の字体は豐邑、ほうゆう)(または豊京(ほうけい))に始まる。豊邑は文王の時代まで周公の都であった。武王紂王を滅ぼしたのち、灃水(ほうすい、サンズイに豐、現在は灃河。似た字である澧水(れいすい)とは別の川)をはさんで豊邑の対岸にあった鎬京(こうけい)に遷都した。この豊・鎬の地は現在の西安市の西南近郊に相当する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chang'an 」があります。



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