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常磐急行交通[じょうばんきゅうこうこうつう]
常磐急行交通株式会社(じょうばんきゅうこうこうつう)は、1960年代 - 1970年代に存在した日本のバス事業者である。旧国道6号の長距離路線を運営するために沿線で路線バスを運行する6社(京成電鉄・東武鉄道・常総筑波鉄道・鹿島参宮鉄道・茨城交通・日立電鉄)の共同で設立された。 ==概説== 東京都心から旧国道6号を経由して茨城県水戸市・日立市を結ぶ急行バスを運行するため、その沿線を営業区域とするバス各社共同で1962年11月に設立された。通称「常磐急行バス」〔常磐急行交通 偕楽園前ゆき往復乗車券 - 菅沼天虎の紙屑談義(個人ブログ、2012年02月18日付)〕。 1962年12月1日に運行開始された。当時は常磐自動車道が開通しておらず全て一般道経由であって所要時間がかかるほか、渋滞に巻き込まれることも多いこともあったため利用者数が伸び悩み1977年に路線廃止、1978年3月に会社解散した。 出資会社は京成・東武・常総筑波・鹿島参宮・茨交・日立電鉄の6社で、沿線地域でバス路線を持っていた各社である。京成と東武は東京都・千葉県側の会社という位置付けに止まらず、水戸方面の勢力拡大を競っていた。常総筑波と鹿島参宮は既に京成の傘下にあり、1965年には合併して関東鉄道(関鉄)となる。また京成は1971年、水戸の百貨店に資本参加している。一方で関鉄には東武資本も若干入っている。東武はこの頃までに自社エリアに近い茨城県西部から水戸へバス路線を延ばしており、1965年には水戸に近い笠間市営バスを買収し、一時存在感を強めていた。 なお、常磐自動車道開通後、東京 - 水戸間(1988年4月27日運行開始)、東京 - 日立間(同、同年6月1日)、東京 - 勝田・東海間(同、1996年12月20日)などの常磐高速バスは運行開始後に便数が増加しており、常磐急行バスとは逆の展開を見せている。それら高速バスは独自の会社をつくるのではなく、各社共同運行という形を採っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「常磐急行交通」の詳細全文を読む
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