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幕府天文方 : ウィキペディア日本語版
天文方[てんもんかた]
天文方(てんもんかた)は、江戸幕府によって設置された天体運行および暦の研究機関。主に編暦を司った。
==概要==
元々、編暦作業は朝廷陰陽寮の所轄であり、土御門家があたっていたが、貞享元年(1684年)に渋川春海貞享暦を作成し、従来の宣明暦から切り替えると、幕府は寺社奉行のもとに天文方を設置し同年の12月1日1685年1月5日)に春海が天文方(役職名としては「天文職」とも)に就任した。以来、編暦作業の実務は幕府に移り天文方で行われた。初めは寺社奉行の下に位置したが延享4年1月23日1747年3月4日)に若年寄支配となっている。俸禄は100俵で他に役料として5ないし10人扶持が加算された。
天文方は世襲制であったが、時には天文学に通じた人物を追加あるいは養子縁組して世襲を許したために幕末までに渋川家猪飼家、西川家、山路家、吉田家、奥村家、高橋家、足立家の8家が任命され、状況により優秀な人材が登用された。もっとも家系が断絶した家もあり、西川如見(子の正休徳川吉宗によって天文方に招聘)や高橋至時の子孫も幕末までは継承されず、最終的には渋川家・山路家・足立家のみが存続した。
文化8年(1811年)に高橋景保の提案によって外局として蛮書和解御用が設置され、安政3年(1858年)の蕃書調所設置まで続いている。幕末には編暦以外にも天文や測量、地誌、洋書翻訳なども取り仕切った。現・東京大学の起源の1つである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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