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幕末の通貨問題[ばくまつのつうかもんだい]
幕末の通貨問題(ばくまつのつうかもんだい)とは、日米和親条約締結後に決められた日本貨幣と海外貨幣の交換比率に関する問題。日本と諸外国の金銀交換比率が異なったため、日本から大量の金が流出した。 == 江戸中期まで == 戦国時代末、日本では金銀ともにその生産・流通が増加したが、特に銀の生産が増加したために天正年間には金銀比価は1:10、慶長年間には1:12程度と外国に比べて「銀安」状態にあった。このため、日本から銀が中国やヨーロッパに輸出され、逆に日本へは金が流入する構造が、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて成立した。日本では鎖国の実施後も暫く金銀の輸出が行われた影響によって17世紀前半には東アジア全域で金銀比価の平準化が進み、一旦は1:13前後に収束していく傾向が見られた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「幕末の通貨問題」の詳細全文を読む
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