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干物(ひもの)は、魚などの魚介類の身を干した乾物である〔広辞苑第5版〕。「干物」は「乾製品」() と同義とされている〔『丸善食品総合辞典』丸善 p.254 1998年〕。 干物は干すことで水分含有量を減らすと共に表面に膜を作ることにより、保存性が高まり、独特の食感とそれに伴う食味が形成される。生魚と比べて保存性があることから全国の海辺では土産品としてよく売られている。魚が豊富に捕れる地域で行われる加工法であり、日本のみならず世界各国で作られている。 和食においては、ご飯、味噌汁、漬物、卵焼き、海苔と並んで朝食には欠かせない一品である。 == 製法 == 干物(乾製品)は魚介類の水分を乾燥によって減らすことで貯蔵可能なように加工した食品である〔。干物の乾燥方法は天日乾燥と人工乾燥に大別される〔。天日乾燥は「天日干し」とも呼ばれている。 干物は、素材を乾燥させる風が重要であり、適度な湿度や温度など(海風など)が必要とされる。また、夏場は日光に当てると煮立ってしまうため日陰干しをする場合もある。天日干しは、1時間程度干すだけであとは影にて干す事が多い。本稿の写真では天日で干しているが、その時間も短時間で、干したあと1時間程度で直ぐに販売される。 ほとんどの干物では天日乾燥が基本であり、最近では虫付きを防ぎ乾燥を早めるため、つり下げた魚を回転させる干し台が作られている。工場など大量生産などを行う所では人工乾燥機が使われており、生干しでは水分を保つため低温の乾燥機を使うこともある。 青色などのネットでできており中が数段に仕切られている干物ネット(ドライバスケット)は、主に家庭での干物作りに利用される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「干物」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stockfish 」があります。 スポンサード リンク
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