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平成10年台風第10号(へいせい10ねんたいふうだい10ごう、国際名:ゼブ〔Zeb〕)は、1998年(平成10年)10月にフィリピンに上陸後、九州南部に上陸した台風である。この年の台風の日本上陸は、5号・7号・8号に次いで4個目であり、台風発生数が少ない割に日本上陸数が多かった。 == 概要 == * 10月11日午前3時頃 マリアナ諸島の海域で台風第10号発生。 * 10月13日午前9時頃 米海軍解析でカテゴリー5に達した。 * 10月13日午後9時頃 PAGASA解析でスーパータイフーンとなった。なお、米海軍解析でスーパータイフーンである台風の多くが、PAGASA解析でタイフーン止まりであり、PAGASAは米海軍よりスーパータイフーン昇格基準が厳しい。この台風は、数少ないPAGASA解析でのスーパータイフーンの1つである。また、この時刻に超大型で猛烈な台風となった。 * 10月14日午前3時頃 中心気圧が900hPaまで下がった。 * 10月14日 ルソン島に上陸。 * 10月16日 台湾東部に接近。進路を北東に変え、沖縄県に接近する。 * 10月17日午後4時30分頃 鹿児島県枕崎市付近に上陸。1951年以降6番目に遅い日本上陸で、最も遅い九州上陸となった。フィリピンに上陸したり、台湾に接近したりした影響で、上陸直前の勢力は975hPa・25m/s(当時の表現では「中型で並の強さ」)と衰えていて、暴風域は消滅していた。この後台風は70km/h〜100km/h程度の速い速度で日本を縦断していく。 * 10月17日午後9時頃 高知県宿毛市付近に再上陸。 * 10月18日午前0時頃 岡山県玉野市付近に再上陸。 * 10月18日午前9時頃 津軽半島沖で温帯低気圧に変わる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平成10年台風第10号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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