|
平成23年台風第5号(へいせい23ねんたいふうだい5ごう、アジア名:メアリー〔Meari、命名国:朝鮮民主主義人民共和国、意味:やまびこ〕)は、2011年6月22日に発生し、6月27日に消滅した台風である。日本の南西諸島、フィリピン、韓国、中国の山東と遼寧、北朝鮮に被害を与えた。 == 概要 == 2011年に発生した5個目の台風。発生時期は6月下旬で平年よりやや早い。 6月22日6時、フィリピンの東海上を北西へ進んでいた熱帯低気圧が台風5号になった。発生当初から大きめの台風であり、北よりに進みながら少しずつ発達して6月22日21時には大型の台風となる。 6月24日、大型の勢力で南西諸島に接近。19時頃に沖縄県の先島諸島が台風の暴風域に入った。19時4分には宮古島市下地島空港で最大瞬間風速39.1メートルを観測〔。また、台風の影響で同市では一時約100世帯が停電した〔。 台風は6月24日夜から25日にかけて先島諸島を通過。同日8時頃には沖縄県の全観測地点が台風の暴風域から抜けた〔。その後は弱まりながら東シナ海を北上し、6月26日18時には中心気圧985hPa、最大風速25メートルまで弱まって暴風域がなくなった。 太平洋高気圧の張り出しが強かったため、その後も黄海を北上する6月としては異例な進路をとり、6月27日1時北朝鮮の文徳郡付近に上陸した。6月に台風が朝鮮半島に上陸するのは昭和38年台風第5号以来48年ぶりであった〔。台風に向かって暖湿流が吹き込み、台風からやや離れた九州以北でも大気の状態が不安定となり、各地で雷雨となった。台風は上陸して間もない6時に温帯低気圧に変わった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平成23年台風第5号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|