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平松時庸 : ウィキペディア日本語版
平松時庸[ひらまつじいさお]

平松 時庸(ひらまつ ときつね)は江戸時代前期の公家西洞院時慶の次男。西洞院家から分家して新家平松家」を興す。
寛永3年7月24日(1626年9月14日)、徳川秀忠家光に従い上洛した伊達政宗が催した香席に、近衛信尋関白)・一条兼遐兄弟や父の西洞院時慶らと招かれており、その「饗応香会の記」が日本に現存する最古の香記録として残る(個人蔵)。
養女を島津家正室としたことで島津家中との交流が活発になった。特に、島津氏家臣・禰寝氏との関係は深く、元々建部氏を本姓としていた禰寝氏が、後に「小松氏」に改姓し平氏の子孫を称するようになったのは、平松家の示唆・影響による物という指摘がある。
また、平松家は近衛家門葉とされたため、近衛家とのつながりも深かった。後に近衛基熙の要請によりその娘・熙子(天英院)を密かに養女としたのもこの縁によるものである。
== 参考文献 ==

*公卿諸家系図(続群書類従完成会、ISBN 479710483X)
*山本博文『徳川将軍家の結婚』ISBN 4166604805
*村山知一編『近世・禰寝文書』
*神保博行『香道の歴史事典』




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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