翻訳と辞書 |
ポプラレス ポプラレス()は、共和政ローマ末期の政治一派。日本語では民衆派、平民派と呼ばれる。 == 概要 == 共和政ローマの政治を主導してきた元老院に対し、平民の支持を基盤に政治を行おうとした一派をポプラレスという(これに対し、従来通り元老院主導による政治を行おうとする者たちを総じてオプティマテス、閥族派、元老院派と呼ぶ)。 当時のローマは、ラティフンディウムの発展により、奴隷を多数所有する貴族や富豪が勃興し、自作農が没落した。自作農の多くが農地を失い、財産を持たないプロレータリとなった。これは一定以上の財産を持つローマ市民を徴兵して軍事を維持していた共和制ローマにとっては、軍事力の低下という大きな問題となった。 ポプラレスは、そのような当時のローマ社会を是正するため、没落した平民らに農地の分配、その他の救済処置を行おうとした。しかしそうした改革は、既存の権力機構である元老院からは快く思われず、両者は対立関係にあった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポプラレス」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Populares 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|