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平衡定数(へいこうていすう、〔文部省 (1990) 学術用語集 物理学編。〕)は、化学反応の平衡状態を、物質の存在比で表したもの〔IUPAC.〕。 == 定義 == 平衡定数は通例 ''K'' で表され、 : という反応では、 : である。この定義式は、平衡状態における化学ポテンシャルのつりあいから導かれる〔林 (2007) p.142。〕。 物質の存在比は、分圧、フガシティーや濃度、モル分率などで表される。最も広く用いられているのは、分圧を用いた平衡定数で、圧平衡定数 ''K'' P と表される。''K'' P は、ギブス自由エネルギーとの間で次の式を満たす。 : ここで、''G'' はギブス自由エネルギー、''R'' は気体定数を示す。 平衡定数は物質の存在比を表す量なので、その単位は無次元である。例えば理想気体の化学反応の場合、 という反応を考えると、その圧平衡定数は、 : となり、無次元量になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平衡定数」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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