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幹部政党[かんぶせいとう]
幹部政党(かんぶせいとう、)とは、政党の類型のひとつ。モーリス・デュヴェルジェがその著作『政党社会学』において提示した。対義語は大衆政党。 ==起源== デュヴェルジェによると、政党はもともと議会において政治思想・政策などを同じくするもののグループ(のちに会派に発展する)に起源を持ち、制限選挙の下で議員自身や地域の有力者、資本家などの名望家からなっていた緩やかでクラブ的な組織であった〔「イギリスでは、制限選挙の時代には、国会議員は地方名望家からなる政治集団(クラブ)を基盤にして選出され、党とはすなわち国会議員の集団にほかならなかった。」大衆政党『日本大百科全書』(小学館)より(執筆者:田中浩)〕。このため、議員政党、名望家政党〔マックス・ウェーバーは『職業としての政治』において第二次選挙法改正(1867年)までの時期のイギリスの政党を例に挙げている。〕 ともいう。政党としての自前の組織はあまり持たず、選挙中心の議員連合体的なグループであった〔政党:公務員試験対策! 政治学〕。これは制限選挙により投票権をもつ有権者が限られていたことでなりたっていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「幹部政党」の詳細全文を読む
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