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子殺し[こごろし]
子殺し(こごろし)とは、親が子を殺すことである。人間の場合、自分の子を殺すことに限定して使われることが多い(Filicide)が、動物の場合のみは同種の子供を殺すことまで含める(Infanticide)。 == 人間の場合 == 人間の場合、21世紀初頭の通称先進国では、親は一般に子を守るものと考えられている。子は親が扶養すべきものとされ、民法でも明確な扶養の義務づけが記載されている。 現代においては、建前上は子も親と同様、個人としての人格を持った人間であると考えられている。しかしその一方で、子は親に従属すべきもの、あるいは親の所有するものであるとの価値観も厳として存在している。そのため、親の都合で子の生命や人生を左右する事例は多々ある。飢饉に見舞われた時代や地域では「間引き」が行われ、戦時の沖縄や中国・朝鮮半島からの引き上げの逃避行に際して母親が乳児を乳房に押し当てて窒息死させた例も数多く伝えられている。日本では親が自殺する際に巻き添えで子を殺害する事件も多く、「無理心中」といわれる(殺害動機として「遺すと可哀想なので連れて行く」という理由付けがなされることが多い)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「子殺し」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Infanticide 」があります。
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