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幼生(ようせい)は、後生動物の個体発生の過程で、胚と成体との間に、成体とは形態が著しく異なり多くの場合は生体とは違った独自の生活様式を持つ時期がある場合に、その段階にある個体のことである〔『岩波生物学辞典』第4版(1996年)「幼生」、岩波書店〕。 卵生で変態する動物について簡潔に言えば、幼生とは「孵化から変態まで」となる。 英語では 〔(複数形は )。分類群によっては特別な名称がある。 どのくらい成体と異なれば幼生と呼べるかについて、分類群を問わない汎用的な定義は難しい。ガイギーとポートマンは、変態する場合のみ幼生と呼べるとする〔が、伝統的に幼生と呼ばれる仔の中には変態をしない例外も多い。 == 幼体・亜成体 == 幼体 () と、亜成体または未成体 () という用語は、しばしば幼生も加えて混用されるが、厳密な定義ではそれぞれ異なる。これらは幼生とは異なり、成体と似た形態であり、変態(あるいは変態に相当する変化)後も成長する動物、または、変態しない動物に、これらの段階がある。 ; 幼体 : 幼体は、幼生よりは後の段階である。つまり、変態する動物の場合、変態後である。あるいは、幼生段階がない場合は、孵化直後から幼体となる〔。 ; 亜成体未成体 : 亜成体または未成体は、幼体より後で、生殖能力と大きさ以外では成体と同じ形態となった段階である〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「幼生」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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