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広域赤外線探査衛星 : ウィキペディア日本語版
広域赤外線探査衛星[こういきせきがいせんたんさえいせい]

広域赤外線探査衛星WISEWide-field Infrared Survey Explorer)は、2009年12月14日に打ち上げられた、アメリカ航空宇宙局の予算で開発された赤外線天文衛星である。口径40cmの赤外線望遠鏡を備え、3 - 25μmの波長で全天を10か月以上観測する。IRASCOBE等、以前の同様の機器よりも少なくとも1000倍の感度を持つように設計されている〔。
2011年2月17日に運用は終了したが、2013年8月に運用再開が承認され、2013年10月に運用を再開した。
== 概要 ==
このミッションが終了すると、正確性を増すために軌道上の8つの地点から撮影された、全天の99%以上をカバーする画像が得られる。衛星は地球からの高度525kmの太陽同期軌道をほぼ円を描いて周回し、10か月のミッションで11秒ごとに150万枚の画像を撮影する。それぞれの写真は47分の範囲をカバーし、各エリアは10回ずつスキャンされる〔Posting on Minor Planet Mailing List by Amy Mainzer, principal investigator (WISE NEO Section) 〕。出来上がった画像ライブラリーには、太陽系銀河系やもっと遠い宇宙の領域が含まれる。他に、WISEでは小惑星褐色矮星赤外線銀河等の観測が行われる。
この衛星の製造は、ボール・エアロスペース&テクノロジーズ(宇宙船)、DRS technologiesとロックウェル・インターナショナル(焦点面)、ロッキード・マーティン(低温保持装置)、Space Dynamics Laboratory(実験装置、試験装置)等でそれぞれ行われ、ジェット推進研究所がそれらを取りまとめた。
また、WISEは1999年3月に軌道投入直後に冷却用の固体水素を失って観測運用に失敗した広域赤外線観測衛星WIREの代替の役割も担った。
2010年10月に冷却用の固体水素が蒸発した時点で運用予算もなくなったが、4か月間の短期運用予算を確保し、冷却材なしでも実施可能な赤外線観測を行うNEOWISE(Near-Earth Objects WISE)として2011年2月1日まで観測を行った。WISEは2011年2月17日に送信機が停止されて運用が終了したが、2013年8月にNASAは休眠状態にあったWISEを再起動し、地球近傍(NEO)の小惑星を探査する新たなミッションを与えることを承認した。10月3日に衛星との交信が再開されて装置の冷却が開始された。2014年初めから観測を再開し、2017年まで観測が行われる予定。。WISEは、2010年10月までに33,500個以上の新しい小惑星と19個の彗星を発見し、太陽系内の154,000個以上の対象物を観測した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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