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広島タクシー運転手連続殺人事件(ひろしまタクシーうんてんしゅれんぞくさつじんじけん)とは1996年に広島県でタクシー運転手が売春婦4人を殺害した連続殺人事件。 == 事件の概要 == 1996年(平成8年)9月14日に一人の女性の他殺体が発見された際に、ラブホテルにタクシーが停まっていたために、そのナンバーチェックから容疑者が割り出された。当初はサラ金からの借金の為に金銭目的で1996年4月18日に援助交際で知り合った16歳の少女(1人目の被害者)を殺害。この時、少女に嘘の身の上話を聞かされ犯人はつい同情してしまいセックス出来ず金を返せとも言えず、被害者にだまされた形となっていた。金はそれほどなく死体を遺棄するが、少女の援助交際の関係上足がつかず暴走族の犯行とみて捜査が行われていた。これで売春婦ならば自分に嫌疑がかけられないと判断した犯人は殺人を繰り返す事になる。 8月13日夜に次の23歳の女性(2人目の被害者)を乗せ、金を渡しホテルでセックス、日付が変わり翌日午前に殺害。9月7日、かつての知り合いの45歳のホステス(3人目の被害者)に金を渡したが初めからセックスする気はなく、すぐさま殺害。かつて売春客になった時に金を盗まれたため、その腹いせだった。もはや単純に殺す事自体が目的となり13日夜に別の女性をタクシーに乗せる。ところが、この女性はホテルに入ったきり出てこなかった。これが結果的に足がつくきっかけとなった。諦めた犯人は以前よく売春客として通っていた32歳の女性(4人目の被害者)を狙う事にする。そして日付が変わって翌日午前にホテルでセックスした後殺害。 9月21日に容疑者は逮捕され、その供述から残る二人の遺体も発見された。強盗殺人でもあるが被害金額は全部で24万円で、さらにそのうちの半分は自分が売春の為に渡したもので、公判の供述から快楽殺人と報道された。ただし、容疑者は高校時代は優等生でありながら、挫折しやすく楽な方に流れていきやすい性格が災いしその後は滑り落ちるような人生で、取調べ中も「どうせ、おれなんか」と投げやりで、明らかに自暴自棄な態度だった。 2000年2月9日に広島地裁(戸倉三郎裁判長)で死刑判決を受け控訴せず確定した。2006年12月25日に広島拘置所において死刑は執行された。44歳だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「広島タクシー運転手連続殺人事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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