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広島県立安芸府中高等学校(ひろしまけんりつ あきふちゅうこうとうがっこう)は、広島県安芸郡府中町山田にある公立の高等学校である。 近隣地域での呼び名は校歌から取った「安芸府」。生徒たちも普通に「安芸府」または「安芸府高」と呼んでいる。 == 概要 == 1990年代前半は1学年11クラス(普通科9クラス・国際科2クラス)と言う広島県内でも有数の生徒数の多い高等学校だったが、近年は1学年5クラス(普通科4クラス・国際科1クラス)になり、一時期に比べかなり生徒数が減少した。2011年度入学生から国際科は従来の2クラスから1クラスになった。 有名大学への進学者も広島県内の公立高校入試で学区制があったころ(旧第3学区安芸地区では隣の広島県立海田高等学校とトップを争っていた)はかなり多く、府中町内や広島市東区の温品地区・福田地区・馬木地区や安芸区の優秀な中学生が多く集まってきていた。上記の東区の区域は原則として広島市内6校(広島県立広島国泰寺高等学校・広島県立広島皆実高等学校・広島県立広島観音高等学校・広島県立広島井口高等学校・広島市立基町高等学校・広島市立舟入高等学校)に進学できなかったためでもある。学区制があった頃は広島大学・山口大学・愛媛大学・県立広島大学(旧広島県立大学)・広島市立大学等を始めとする近隣の国公立大学や関関同立や産近甲龍などを中心に県外の有力私立大学にも多くの進学者を出していた(多くの指定校推薦枠もあった)が、学区制が緩み、完全撤廃された現在は広島県内の私立大学(広島修道大学・広島経済大学・広島工業大学・近畿大学工学部・広島国際大学・広島国際学院大学・広島女学院大学・安田女子大学・広島文教女子大学等)・短期大学・専門学校への進学者が多い。就職者・公務員は合わせて毎年一桁程度である。 学区制が完全撤廃された現在も地元府中町の府中町立府中中学校・府中町立府中緑ヶ丘中学校からの進学者が多い。他には広島市立温品中学校、広島市立福木中学校からの進学者も多い。 最寄り駅はJR西日本山陽本線向洋駅である。しかしそこから数分歩いた府中南公民館バス停から広島電鉄のバスに乗らなければならない。更にバス停からは通称「安芸府坂」と呼ばれる急坂を登らないと校舎にたどり着けない。この安芸府坂は徒歩通学者も自転車通学者も全員登らなければならない。厳冬期には自動車通勤の教職員の自動車が安芸府坂を登りきれなくなることもままある。天神川駅を使用する生徒も増えている。 普通科に加えて、以前からあった英語類型を発展解消させて広島県内唯一の国際科が設けられているのが特徴。 隣の広島県立海田高等学校とともに普通科に帰国生徒枠が作られているのも特徴。これは主に同じ府中町内に本社を置くマツダの海外駐在社員の子女のためでもある。国際科の生徒も帰国生徒が多い。 == 沿革== * 1980年 - 現在地において開校(開校時の住所は府中町字倉輪田山372番地の1)普通科のみ6クラス(定員270名)。 * 1982年 - 定員を450名(10クラス)に増員(その内2クラスを普通科英語類型として設置決定)。 * 1989年 - 創立10周年記念式典挙行。 * 1991年 - 英語類型を発展解消させて「国際科」を2クラス設置、全県からの生徒募集が可能になる。 * 2000年 - 創立20周年記念式典挙行。 * 2010年 - 創立30周年記念式典挙行。 * 2011年 - 新入生から国際科が1クラスになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「広島県立安芸府中高等学校」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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