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広節裂頭条虫(こうせつれっとうじょうちゅう、学名:''Diphyllobothrium latum'')は、扁形動物門条虫綱真性条虫亜綱擬葉目裂頭条虫科に属する寄生虫の1種で、ヒトの小腸に寄生する。ミゾサナダとも。いわゆるサナダムシの1種で、体長は5-10mに達する。頭節には一対の吸溝を有し、宿主の腸粘膜に吸着する。 == 分布 == 世界的に広く分布する。 下に示すように第2中間宿主がマス、サケ、カワカマスなどの魚類であるため、これらをよく食べる地域に多い。 日本、ロシア、スイス、ドイツ、イタリア、アラスカ、チリやバルト海沿岸諸国などで多く報告される。 日本では年間感染報告者数第3位の寄生虫である(第1位はアニサキス、第2位は横川吸虫)。 日本周辺に分布する個体群は分類学の研究により、別種の日本海裂頭条虫 ''Diphyllobothrium nihonkaiense'' と判明した。陰茎嚢と外貯精嚢の位置関係が違い、肉眼での識別は困難である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「広節裂頭条虫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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