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床の間[とこのま]
床の間(とこのま)とは、日本の住宅の畳の部屋に見られる座敷飾りの一つ。正しくは「床(とこ)」で、「床の間」は俗称とされる〔三浦正幸著『城のつくり方図典』小学館 2005年〕。 ハレの空間である客間の一角に造られ、床柱、床框などで構成されている。掛け軸や活けた花などを飾る場所である。 == 歴史 == 南北朝時代に付書院や違い棚とともに造られ始めた「押板(おしいた)」は、掛け軸をかける壁に置物や陶器などを展示する机を併合させたもので、その用途をそのままに、近世の茶室建築に造られた「上段」が床の間となった。床の間は近世初期の書院造、数寄屋風書院をもって完成とされる〔太田博太郎監修『【カラー版】日本建築様式史』美術出版社 1999年〕。日本の住宅では以前はよく見られたが、最近の住宅では床の間が取り付けられることは少なくなっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「床の間」の詳細全文を読む
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