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座席(ざせき)とは、座るための場所およびその場所に付帯する器具のこと。通常、座席は一人の人間に対して提供されたものを指す。座席はシート〔「シート【seat】」(Goo辞書:デジタル大辞泉) 〕としても表記され、シーター〔「シーター」(Goo辞書:デジタル大辞泉) 〕などの言葉でも表現される。 == 概念 == 基本的には座ることを目的とするため、一般的には椅子・ベンチ等が使用されるが、「枡席(ますせき)」や「カーペットシート」など、必ずしもそういった器具を付帯しない場合もある。後者の場合、その区画に対して定めた定員に割り振る形で座席としたり、畳や板張りなど直接ないしは覆いがない場合は座布団などの覆うもので指定・指示された区画を座席としたりする。公共交通機関においては客船における「カーペット船室」や寝台列車・夜行列車における個室寝台等が挙げられる。また、後者に含まれるものとして、「立ち席」・「立ち見席」もある。これらも安全性を考慮した上で個々に配分されている。 一般には、劇場や映画館、鉄道車両やバスでは観客や乗客に対して設けられている椅子等を指すことが多い。鉄道・航空機等の場合、座席指定料金を払うことで確実に座席を確保することができる。また、座席指定されたコンサートホールなどでは鑑賞するのに良い座席ほどチケット料金が高く設定されることが多い。 基本的には椅子の場合、一人に対し一個のそれが与えられるが、長椅子のように多人数のそれを按分するものは1個に対して2人以上が割り当てられる。 このうち、主に二人掛けの椅子に対してロマンスシート・ペアシート・アベックシート・カップルシートと称することがある。また、そのような予約を行う事例も存在する。チケット類の発行に際しては、通例1人毎のそれに比べて優良な場合には特別席として割高に設定し、一人毎のそれと同等の場合には割安に設定する場合もある。 ただし、いわゆる二人以上の団体について食堂等で按分する際に用いる場合もあり、混雑時には二人掛け座席でありながら、一人毎で座らせる相席となる場合も、ままあり得る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「座席」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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