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廃棄食品横流し問題（はいきしょくひんよこながしもんだい）とは、2016年1月に発覚した日本の産廃業者が廃棄食品を横流ししていた問題。 産廃業者のダイコー〔社名表記は「ダイキン 」のままとなっている。2016年3月14日倒産。〕から食品関連会社であるみのりフーズが廃棄カツを仕入れていたことが発覚したことに端を発する一連の問題である。 壱番屋#産業廃棄物処理業者による不正転売も参照。 == 概要 == 壱番屋の従業員がスーパーで「壱番屋」の名を付けて販売されているお値打ち品を発見し“外部には出さない業務用なのに”と不審に思い、これを壱番屋本部が取り寄せて確認したところ、これが壱番屋の工場で製造されてダイコーに廃棄依頼をしたものと確認し、ダイコーが横流しをしていたということが判明した。この後にダイコーはココイチの他の企業からも廃棄を委託された食品を横流ししていたことが発覚し、コンビニや大手スーパーにまでも広がっている。 この問題を受けて消費者庁は、業務用加工食品の包装表示を適切に行うよう業者に周知を求める通知を都道府県と政令市]に出した。業務用加工食品には、スーパーなどで消費者向けに販売されている加工食品と同様に製造販売元や賞味期限などを記載することが法律で義務付けられているものの、今回の問題で発覚した横流しされて消費者に販売された商品の中には、義務付けられた項目が表示されていないものもあった。このため、消費者庁は業者間での取引の段階において適正に表示し、こうした事態が起きないように求めた。 ダイコーは廃棄物の保管場所として届けていない倉庫で食品を保管しており、行政の監視の届かないところで横流しを行っていた。計5箇所の倉庫で保管されており、大半が賞味期限切れであり廃棄を請け負ったと見られているが、いずれも廃棄物処理法上の届出がされていなかった。このうち1箇所は悪臭で住民から苦情があり、愛知県が2014年に立ち入り検査をしたものの、リサイクル製品の飼料、堆肥を保管していると説明を受け、においの改善を指導し食品は発見されなかった。愛知県廃棄物監視指導室の担当者によれば、無届の施設は通常は把握のしようが無いという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「廃棄食品横流し問題」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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