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引き落とし(ひきおとし)とは、相撲の決まり手のひとつである。相手が低い体勢で攻めているとき、または自分が突っ張りや押し相撲で攻めているときに、相手の前に行こうとする力を利用して相手の腕や肩を正面から手前に引き、相手を倒す技。前褌を引いて倒すこともある。この技をかけた際に失敗すると相手を呼び込むかたちになってあっけなく土俵を割ってしまうため、あまり誉められた技ではない。解説者からも「楽をして勝とうとしてはいけない」と批判されることが多い(つい引きたくなる誘惑に惑わされず前に出て勝つのが本道、ということ)。また、動作が単純という点でも楽に打てる技であり、実際に高鐵山孝之進は自身が著した暴露本『八百長』で「引き技を多用する力士は八百長力士であると疑った方が良い。」という趣旨の記述を行った。 低い体勢で攻める型の力士はどうしても引き技を仕掛けられやすいため、安芸乃島のように「引かれても絶対前に落ちない」というのがそういう力士への褒め言葉としてよく用いられる。 引き技を仕掛けるときに、手が誤ってまげに入ってしまうことが時々あり、まげをつかんで引き倒したと認定されると反則負けとなる。 == 関連項目 == * 相撲 * 大相撲の決まり手一覧 * 突き落とし * 叩き込み * 肩透かし 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「引き落とし」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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