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フッ化銀(フッかぎん、)とは、フッ素と銀からなる無機化合物である。銀のフッ化物にあたる。銀の酸化数が1/2, 1, 2, 3の化合物が知られており、それぞれ一フッ化二銀、フッ化銀(I)、フッ化銀(II)、フッ化銀(III)と呼ばれる。 酸化数の多様性以外にも、フッ化銀は他のハロゲン化銀と性質が大きく異なる。 記事 フッ化銀(I)、一フッ化二銀も参照のこと。 == 一フッ化二銀 == 一フッ化二銀(いちフッかにぎん、)、Ag2F はブロンズ状の光沢を示す固体である。結晶系は三方晶系、結晶構造は逆ヨウ化カドミウム型構造で、Ag-F の層に Ag の層が挿入された構造をとる。Ag-Ag 間距離は300, 2.81 Å、Ag-F 間は2.45 Åである。密度は8.57 g/cm3。電気伝導性を持ち、0.65 Kで超伝導を示す。光に対して安定である。90 で分解する。 一フッ化二銀は、フッ化銀(I)を液体フッ化水素に溶解させた後にコロイド状の Ag を加えて製造する。水中では Ag と AgF とに不均化する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フッ化銀」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Silver fluoride 」があります。 スポンサード リンク
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