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弘徽殿 : ウィキペディア日本語版
弘徽殿[こきでん]

弘徽殿(こきでん)とは、平安御所の後宮七殿五舎のうちの一つ。転じて、弘徽殿を賜った后妃の称としても使われる。後者で女御の場合は「弘徽殿女御(こきでんのにょうご)」とも呼ぶ。
清涼殿に近く、後宮で最も格の高い殿舎であり、皇后中宮女御などが居住した。清涼殿の北、登華殿の南。西庇は細殿と呼ばれ、『源氏物語』では光源氏朧月夜がここで出逢ったことになっている。
弘徽殿を賜っていたのが知られるのは、
*醍醐天皇皇后・藤原穏子藤原基経女)
*村上天皇女御・藤原述子藤原実頼女)
*円融天皇中宮藤原遵子藤原頼忠女)
*花山天皇女御・藤原忯子藤原為光女)
*一条天皇女御・藤原義子藤原公季女)
*後朱雀天皇皇后・禎子内親王三条天皇皇女)
*後朱雀天皇中宮・藤原嫄子藤原頼通養女)
*後朱雀天皇女御・藤原生子(藤原教通女) - 「弘徽殿女御歌合」を開いた
*後三条天皇皇后・馨子内親王後一条天皇皇女)
物語では、『源氏物語』の桐壺帝の妃で朱雀帝の母后、「弘徽殿女御(大后)」が著名である。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「弘徽殿」の詳細全文を読む



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