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彌彦神社事件[いやひこじんじゃじけん]
彌彦神社事件 (いやひこじんじゃじけん、やひこじんじゃじけん)とは、1956年(昭和31年)1月1日午前0時過ぎ、新潟県西蒲原郡弥彦村の彌彦神社(弥彦神社)拝殿前で初詣客が新年の餅撒きに殺到、玉垣が崩れて将棋倒しになった事故並びに事件。群集事故の一つである。 == 事件の概要 == 弥彦神社で大晦日から元日にかけて行われる二年参りにおいて、前年から始められた紅白の「福もち」撒きに約3万人が殺到。拝殿に向かう者と、参拝が終わり戻る者とが中央の15段ある石段付近でぶつかり合い、滞留した。1月1日午前0時10分頃、この重さにより玉垣が崩壊し、支えを無くした参拝客が後ろから押し出されるように次々と石段下へ落下、折り重なるように倒れ込んだ。 当時の弥彦神社は照明設備が整っておらず周囲が暗かった事、多くの警察官がバス駐車場の交通整理に割り振られて境内にいなかった事も事態に拍車をかけ、この状態が午前1時近くまで30~40分間続き、死者124人・重軽傷者77人を出した。 午前1時頃より警察、青年団、消防団などが救助作業を開始し、負傷者を病院へ搬送すると共に遺体を拝殿、拝観所、弥彦小学校の体育館などに運んで安置した。現場には犠牲者が着用していた多数の靴や草履、帽子などが残されていたという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「彌彦神社事件」の詳細全文を読む
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