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弱アイソスピン : ウィキペディア日本語版
弱アイソスピン[じゃくあいそすぴん]

弱アイソスピン (じゃくあいそすぴん、) は、弱い相互作用が働く素粒子のみが持つ量子数である。
弱アイソスピンの量は弱い力との相互作用のしやすさ(荷量)でもあるため、弱荷とも呼ばれる。これは、強い相互作用に対する色荷電磁相互作用に対する電荷、および重力相互作用に対する質量に当たる。
== 概要 ==
弱アイソスピンは、強い相互作用におけるアイソスピンと対をなす概念である。弱アイソスピンを表す記号は、通常''T''または''I''であり、その第三成分は''Tz''、''T3''、''I''zまたは''I''3と表記される〔曖昧性:''I''は'通常の'アイソスピンを表す場合にも用いられ、その第三成分も同じく''I''3または''I''zと表記される。''T''はトップネスを表す場合にも用いられる。〕。弱アイソスピンは、電磁相互作用および弱い相互作用を統一する弱超電荷の成分である。
弱アイソスピン保存則は''T''3の保存に関係する。すなわち、全ての弱い相互作用は''T''3を保存しなくてはならない。この値はまた他の基本相互作用によっても保存する一般的な保存量である。この理由により、''T''3は''T''より重要であり、"弱アイススピン"はよく"弱アイススピンの第三成分"のみを意味する。
電荷''Q''、弱アイソスピンの第三成分''T''3、および弱超電荷''Y''Wの間には次の関係が成り立つ:
: Q = T_3 + \frac.

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「弱アイソスピン」の詳細全文を読む



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