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張承志 : ウィキペディア日本語版
張承志[ちょう しょうし]

張承志(ちょう しょうし、1948年- )は中華人民共和国作家歴史学研究者イスラーム研究者。中国国内の少数民族である回族の出身。
清華大学附属中学高級中学部を卒業した後、北京大学歴史系考古学専攻を卒業後、中国社会科学院研究生院民族歴史語言系歴史学修士号を取得、モンゴルの草原やゴビ砂漠などを舞台にした遊牧民の姿を描き出した作品を発表し、1978年全国優秀短篇小説賞を受賞した。文化大革命の推進者であり、「紅衛兵」という名称の生みの親で、運動初期のリーダーでもあった〔『紅衛兵の時代』〕。
回族は固有言語を持たないため、張承志は漢語北京語)を用いて著述活動をおこなっている。
==邦訳著書==

*梅村坦編訳『モンゴル大草原遊牧誌-内蒙古自治区で暮らした四年』朝日選書、1986年
*小島晋治田所竹彦訳『紅衛兵の時代』岩波新書、1992年
*『回教から見た中国-民族・宗教・国家』中公新書、1993年
*梅村坦編訳『殉教の中国イスラム-神秘主義教団ジャフリーヤの歴史』亜紀書房、1993年
*岸陽子訳『黒駿馬』(新しい中国文学)早稲田大学出版部、1994
*『鞍と筆-中国知識人の道とは何か』太田出版、1995年
*磯部祐子訳『北方の河』露満堂、1997年

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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