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強襲揚陸艦(きょうしゅうようりくかん、Amphibious assault ship)は、揚陸艦のうち輸送ヘリコプター及びエア・クッション型揚陸艇を始めとした各種上陸用舟艇を搭載・運用する能力を持つ艦のことである。特徴としては、大規模なヘリコプター運用能力と全通飛行甲板が挙げられる。また大半は垂直離着陸機(STOVL機)を搭載・運用することによる揚陸支援攻撃能力をも持つ。 広義にはヘリコプターのみを搭載運用し、揚陸能力をヘリコプターのみに依存しているヘリコプター揚陸艦も強襲揚陸艦と呼び、狭義には船体内にウェルドックを持ち、上陸用舟艇の搭載・発進機能とヘリコプターによる空輸上陸機能を併せ持つ軍艦のことを指す。 == 歴史 == === 世界初の強襲揚陸艦 === かねてより上陸戦に対して理解のあった日本陸軍(陸軍運輸部・陸軍船舶部隊)が、1930年代初期に特種船として開発した「神州丸」は、当時世界的にも先進的な揚陸艦(上陸用舟艇母艦)の機能を持ち上陸兵員最大約2,000名を収容可能な大型の揚陸艦であった。艦内に舟艇格納庫を有し、艦尾の滑走台を用いて、連続的に上陸用舟艇を泛水させることができた。また、艦載機として搭載した戦闘機・偵察爆撃機をカタパルトで発進させることができた。着艦では不可能であったが、友軍上陸部隊に対し限定的ながらも航空支援を行える能力も有していた。 その「神州丸」の上陸戦遂行能力を維持しつつ、航空機運用能力を更に発展させた新型揚陸艦(丙型特種船)として1930年代後期から1940年代初期にかけて開発された「あきつ丸」は、カタパルトではなく全通飛行甲板を有す航空母艦様式の揚陸艦であった。 「神州丸」・「あきつ丸」(および準姉妹船「熊野丸」)ともに、(友軍上陸部隊に対する航空支援のための)航空機運用能力は計画段階よりあったもので、あくまで上陸部隊の輸送は艦内に搭載した上陸用舟艇のみによって行われるものの、これら日本陸軍の揚陸艦(特種船)は今日の強襲揚陸艦の先駆け的存在であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「強襲揚陸艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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