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彅スケ : ウィキペディア日本語版
『ぷっ』すま[だんすをやってるから]

『ぷっ』すま』は、草彅剛SMAP)の冠番組で草彅がユースケ・サンタマリアと共にMCを務めており、テレビ朝日系列放送されている深夜番組、草彅とユースケ(2人合わせて、番組の通称:“彅スケ”)が毎回ゲストと一緒に、いろんな対決で競い合ったりなどをするバラエティ番組である。1998年10月5日から放送開始している。開始から2011年9月27日まではネオバラエティ枠で放送されていた。深夜の人気長寿番組で、テレ朝の公式で「超癒し系バラエティ」と称されている。
== 概要 ==
開始から半年間は月曜23:25(日本時間、以下も同じ)から30分間だったが、『ナイナイナ』の終了に伴い、1999年4月から火曜23:25からに移動、2000年4月より23:09から45分間、(ただし『大相撲ダイジェスト』放送期間中は30分間。2001年10月から23:15からに)、2002年4月より23:15から55分間(現行で『大相撲ダイジェスト』期間中も変化なしだった)と様変わりしている(いずれもテレビ朝日基準)。そして2009年10月改編で放送時間が5分拡大されて、23:15から24:15の放送となる。
当番組の最高平均視聴率は、2005年4月5日放送回のギリギリマスター85分スペシャルで16.3%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。また、この視聴率はネオバラ枠が更に深夜へと放送時間が拡大して55分間の番組枠になって以降の、歴代ネオバラ枠番組の最高平均視聴率でもあり、記録保持している〔ちなみに、この回のゲストは、銭形金太郎スペシャルの番宣で来ていた堀内健ネプチューン)と土田晃之。〕。
オリコン・エンタテインメントが発行していた『オリジナル コンフィデンス』の2004年10/18号では、「深夜テレビ番組」の満足度ランキングが発表され、全世代から支持されている深夜番組第1位となり、「深夜テレビ番組」のなかで『『ぷっ』すま』だけが唯一、全世代から支持される結果となった。また、『オリ★スタ』の2010年11/15号では、「オリ★スタ読者の視聴ランキングでも常に上位に入る番組」「その人気の秘密を探るべく、ナギスケこと草彅剛&ユースケ・サンタマリアにインタビューを敢行!」と書かれるなど、長年にわたり評価が高い。
ダウンタウン浜田雅功日本テレビ系のバラエティ番組『ガキの使い』の2007年4月1日放送分にてコーナー「クイズ浜田雅功の500のコト」の一問一答で、「ついつい見てしまうテレビ番組は?」に『『ぷっ』すま』と発言し、日テレの番組収録中であるにもかかわらず他局である当番組の名前を答えている。さらに、2011年3月29日放送の『『ぷっ』すま』にココリコ遠藤章造がゲストで出演した際には、遠藤が浜田と自身が『『ぷっ』すま』をいつも見ていることを述べているほどである。ほかにも、俳優の上地雄輔、女医の西川史子、アイドルの小島瑠璃子など、当番組のオープニングなどで『『ぷっ』すま』が好きなことやファンであることを明かすゲストがよくいる。SMAPのメンバーだと香取慎吾がかなりのヘビー視聴者で番組ファンを公言している。
女優の吉永小百合稲森いずみ、俳優の渡哲也、ロックバンドL'Arc〜en〜Cielのボーカルhydeなど、普段は滅多にバラエティ番組に出演しない有名人も過去に当番組に出演している。俳優の高橋克典にいたっては当番組において準レギュラー並の出演回数である。また、過去には、他にもバラエティ番組作りをしているスタッフが、『『ぷっ』すま』のゲストへのオファーは皆さん快く引き受けてくれるといった旨を公にした。
この番組で草彅の手作りカレーが美味いと評されている〔『『ぷっ』すま』にて草彅が手作りカレーを渡哲也に振る舞う前に、渡が「剛くんのカレーってのは美味いって有名だもんね」と述べた。 1998年12月14日放送〕。『『ぷっ』すま』(1998年12月14日放送分)では、のなかのキャンプ場で草彅が渡哲也に手作りカレーを振る舞った〔材料の調達・料理・試食のロケを、当番組MCの草彅、同じくユースケ・サンタマリア、ゲストの渡哲也による3人のキャストで行った。〕。その放送内容の概要を以下に挙げる。材料の調達から始めて、いちから作るものであった。草彅によると、タモリの作り方をみて真似ているので何の香辛料を購入したかは非公開。その他の材料や作り方の一部も草彅の希望により秘密がいくつかあった〔「秘密の下ごしらえをした地鶏を焼く」など。〕。また、草彅はカレー作りに自身のこだわりから、かなりの時間をかけるが、その点を含め自身の美味しいカレーを作るという思いに、まったく妥協をしないで取り組んだ〔渡哲也が率先して草彅の手伝い(ジャガイモの皮むき・玉ネギの皮むき・火にを入れる・ジャガイモの茹で具合をみる・茹でたジャガイモの沸騰湯切り・鍋の洗い物をする・キャベツを茹でる・茹でたキャベツの沸騰湯切り・火をうちわで扇ぐ・を換える・鍋を掻き混ぜる等)をしていた。なお、ユースケも草彅の手伝いをしていた。〕。出来上がった「チキンカレー」を、皿の半分に盛り付けられたライスの横によそり、そのカレーのうえに「『冷えたジャガイモ』と『冷えたキャベツ』(どちらも茹でたもの)」を添えたもの〔「冷えたジャガイモ」と「冷えたキャベツ」は、どちらも茹でて適当なサイズに切ったもので、適量を「チキンカレー」のうえに添えていた。〕が完成品。渡はそれを食し、「カレーがこんなに、奥深いものだとは、本当に剛くんに教えていただきました、最高に美味い、good」と述べた。なお、ユースケも草彅の手作りカレーを絶賛した。そして、草彅は渡哲也とユースケのめいめいに「ありがとうございます」と礼を述べた。また、渡は「2人をみてると本当に、素晴らしい若者」と締めに語った。〔ちなみに、『SMAP×SMAP』(2007年1月1日放送分)の石原軍団(渡哲也・舘ひろし・神田正輝・徳重聡)ゲスト回で草彅が渡哲也と再開した際も草彅の手作りカレーの話題になり、草彅は渡がとにかく草彅自身の作りたいカレーを作ってくれというふうに6時間ずっと待ってくれて感動したと述懐し、渡は生まれて初めて食すようなカレーで美味しかったと述懐している。また、渡が「いい思い出です」と発言したのを受けて、草彅は「ありがとうございます」と礼を述べた。〕
1回の放送分で行われる企画はほとんどの場合、スペシャルを除いて1つ〔社会科見学ツアーなどは、「ここ1当てまshow」や「物件拝見トレジャーバトル」を行うこともある。〕で、その企画が2週にわたり、前編・後編として放送されることもある。はっきりと終了宣言がなされたのは「普通免許一発合格への道」で、この企画は、目的も達成し華々しい最後を飾ってのことである。
当番組はテレビ番組としてもネオバラ枠の中でも長寿の域に達しており、ネオバラ枠のほかの番組が打ち切られたり、また、ゴールデンに放送時間帯を移動するなどがある中で、特番を除いて一貫してネオバラ枠での放送を続けていた。また、彅スケや番組スタッフも、「特番を除いてネオバラ枠で放送され続けて欲しい」という旨を述べている。
番組初期は地方ロケなどもたびたび行われていたが、彅スケが多忙かつユースケの病弱体質を考慮してか、都内ロケまたはスタジオ収録の傾向が強くなっていったが、2008年11月18日11月25日にはひさびさの地方ロケが放送され〔ちなみに、2回とも静岡県富士宮市で前編と後編の2週にわたり放送された。この回のゲストは眞鍋かをり木下優樹菜)、彅スケ曰く、「9月に放送された総集編で、初期の映像を見てロケ企画を考えたんじゃないか?」と発言もあった。〕、これ以降、たびたび、ロケ企画が復活し出すこととなる。
2007年12月までは『ネオバラエティ』枠では、唯一、4:3標準画質で放送されていたが、2008年1月2日のスペシャルからハイビジョン制作となり、同年1月8日からレギュラー放送もハイビジョン放送になった。
この番組では次回予告をしておらず(関東地区のみ前日の『雑学王のエンディング後に15秒CMで企画内容を予告する程度で、エンドロール後、すぐに終了となる形をとっていた。2009年10月からは、エンディングの提供部分の上下の横長のテロップ表示による次回予告がされるようになった(それ以前は2008年の一部放送、また企画を二週に渡って放送された2008年11月18日放送分・2009年5月19日放送分、以降は放送が必ず二週にわたる「日帰りアルバム旅行」の前編放送時に次回予告が放送された)。
収録は、基本的に、隔週火曜日に2本撮りで行っている。2009年6月2日放送分は放送2日前(5月31日日曜日)に収録された。
番組の比較的初期から、番組の開始数分の間に2度CMを挟み、その後約35〜40分間一度もCMが流れない(あるいは開始直後の1度だけCMを挟み、その後約35〜40分間一度もCMが流れない)という時間編成を長期に渡って維持しており、同じネオバラエティの『アメトーーク!』・『シルシルミシル』などでも、類似した編成が見られる。
2011年4 - 9月期の平均視聴率は11%台と依然好調を維持していたが〔関東地区、ビデオリサーチ社調べ。〕、同年10月の改編によるネオバラエティ枠の再編に伴い、1999年4月から12年半続いた火曜ネオバラエティ枠から放送時間帯を移動することになり、当番組は現在、毎週金曜日24:50 - 25:20の時間帯に放送されている。放送時間移動後も字幕放送が実施されており、テレビ朝日の24時以降の深夜帯では2013年3月までは唯一の字幕放送対応番組となっていた〔2013年4月以降は直後の1:20 - 1:50枠の『GO!オスカル!X21』が字幕放送を実施しているため、唯一ではなくなった。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「『ぷっ』すま」の詳細全文を読む



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