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形質(けいしつ、trait, character)とは、生物のもつ性質や特徴のこと〔広島大学 - 地球資源論研究室 - 風化・土壌関連用語集 - 形質 9.マイケル・タイン/マイケル・ヒックマン(編)『現代生物科学辞典』(1999)講談社 - リンク先の「形質(character)11」の上に「形質(trait)9」の説明 11. 八杉龍一・小関治男・古谷雅樹・日高敏隆『岩波生物学辞典』第4版(1996)岩波書店 12. 日本動物学会・日本植物学会(編)『生物教育用語集』(1998)東京大学出版会〕。 遺伝によって子孫に伝えられる形質を特に遺伝形質と呼ぶが、単に形質と言えば遺伝形質のことを指すことが多い。たとえば髪の色は形質であり、遺伝形質である。また髪の色そのもののこと(黒や白や茶色など)を形質状態と言う。元々は種を見分けるための形態を意味する言葉であった。 == 定義・概要 == 形質とは、生物が示し、遺伝によって子孫に伝えられる性質のこと。例えば、植物が対象であれば、次のようなものがある。 * 形、色、大きさなどの外観(形態)として観察される性質 * 花が咲く時期(開花期)など観察できる生理的な性質 * 果実の甘さ(糖含量などの成分)や病気などに対する抵抗性などの外観から判りにくい生理的な性質 動物では以下のものも含まれる。 *特定の状況下での行動の傾向(行動形質) 形質が実際に表現されたものを表現型という。両者は混同されがちだが、形質は性質そのものであり、表現型は形質が実現化したものである。例えば、人の「ABO式血液型」は形質であり、個人の「A型・B型・AB型・O型」が表現型である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「形質」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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