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使役動物[しえきどうぶつ]
使役動物(しえきどうぶつ)は、耕作や交通手段などの、人間の作業のために使われる動物である。盲導犬のように家族同然の動物であることもあれば、材木輸送に用いられる象のように半家畜化された動物であることもある。乳の使用もされ、またその動物が死亡すると肉や皮革なども利用される。 使役動物の歴史は農業よりも古い可能性があり、狩猟採集社会において犬が利用されていた可能性がある。世界中で数多くの動物が飼い主のために働いている。家畜となっている種、特に馬や犬などでは、特別な目的と環境に適するように品種改良が行われることがある。通常使役動物は農場で育てられるが、今でもイルカや象などは野生のものを捕獲して利用することもある(飼育下の繁殖率が高くないためである)。稀な例としては、野生のイルカと人間が協同して魚を追い込む漁法が、イラワジ川などで行われている。 == 力を利用する動物 == 荷物を運んだり、車両やソリ、犂を牽いたりするために用いられる使役動物は、特に役畜(えきちく)という。 その上に直接人間が乗って利用する馬のような動物は乗用獣という。また、荷物を載せて運ばせる動物は駄獣という。車両・ソリ・犂などの牽引に用いる動物は輓獣という。サトウキビや麦をすりつぶすといった目的で、円運動をさせて動力を得るためにも用いられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「使役動物」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Working animal 」があります。
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