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待ち焦がれて[まちこがれて]
『待ち焦がれて』 (まちこがれて、原題:''Persuasion'')は、1995年4月に英国BBCでテレビ放送され、同年アメリカで劇場公開されたテレビ映画。原作はジェーン・オースティンの小説『説得』(1818年)。 == ストーリー == 1814年、イングランド南西部サマセット。エリオット准男爵の27歳の次女アンは、豊かな教養と深い知性の持ち主であったが、8年前、母親代わりのラッセル夫人の説得で別れさせられた海軍士官ウェントワースのことを思い続け、家にこもって独身のままだった。エリオット家は継承者となる男児がおらず、父と長女エリザベスの浪費により借金がかさんだため、自宅であるケリンチ館を海軍提督クロフト夫妻に貸すことにする。父とエリザベス、そして父の後妻の座を狙うクレイ夫人はバースへと引っ越すが、アンは近隣の裕福な農家マスグローヴ家へ嫁した三女メアリーの世話をするため一人残り、妹の家に滞在することになる。 ウェントワースはクロフト提督夫人の弟で逞しく快活な人物であった。かつては身分が低く財産もなかったが、ナポレオン戦争中に大金を稼ぎ、今は大佐に昇進していた。休暇で戻ったウェントワースは、マスグローヴ家の招待に応じて現れるなり、たちまちマスグローヴ家の若い娘たち、ヘンリエッタとルイーザを虜にしてしまう。アンは再会に激しく動揺するが、8年前と変わらずウェントワースへ恋心を抱いたのだった。ウェントワースもまた、アンとの別離の真相とその後のアンの苦悩を知り、心を揺さぶられる。こうしてマスグローヴ一家とアン、ウェントワースの奇妙な生活が始まった。 ある日、彼らはウェントワースの旧友を訪ねてライム・リージスの町へやってくる。偶然出会ったある紳士がアンに対し熱い視線を向けていた。エリオット家の継承権を持つウィリアムであった…。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「待ち焦がれて」の詳細全文を読む
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