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待機児童[たいきじどう] 待機児童(たいきじどう)とは、子育て中の保護者が保育所または学童保育施設に入所申請をしているにもかかわらず、入所できない状態にある児童をいう。日本において社会問題化した概念であるため、以下は特に注釈がない限り日本の状況について述べる。 == 定義 == 保育所の待機児童は、保育所への入所・利用資格があるにもかかわらず、保育所が不足していたり定員が一杯であるために入所できずに入所を待っている児童のことと定義される〔庄司洋子他編『福祉社会辞典』p.668, 弘文堂, 1999年.〕。古くは1960年代から1970年代にかけて第二次ベビーブームをうけた保育所不足の際に多数発生している(当時は同様の状態にある児童を「保留児」とも呼んだ〔待機児童とは何か (PDF), 『現代社会における保育所入所待機問題』第1章, 大畑陽平(京都学園大学), 2012年.〕)。1980年代には保育所不足はいったん沈静化したが、1990年代後半以降特に都市部で待機児童が増加している。 厚生労働省の統計では2003年度以降、“他に入所可能な保育所があるにもかかわらず第1希望の保育所に入所するために待機している児童”や“地方単独保育事業を利用しながら待機している児童”は、待機児童から除かれている。このため実質的な待機児童数は公表されている統計よりも多いとみられ、「潜在的待機児童」として取り上げることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「待機児童」の詳細全文を読む
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