翻訳と辞書 |
待遇官吏[たいぐうかんり] 待遇官吏(たいぐうかんり)は、戦前、官等を有する形式上の官吏ではない者で、公の儀礼において勅任官、奏任官、判任官に相当する待遇を受けた者である。 巡査、看守、公立学校職員、執達吏などは実質上は官吏であるが、俸給は国庫から支給されず、地方公共団体がこれを負担し、あるいは俸給ではなく手数料を給されるなどの方法によっていたが、これを「待遇官吏」と称した。 この場合の他に、日本銀行総裁、帝国大学名誉教授、神仏各宗派管長のように、実質上でも官吏でない者に対して公の儀礼において官吏待遇が与えられた場合があった。 また、すでに一定の官等を有する者に別に他の官等の待遇が与えられた場合もあった。 たとえば、古参の勅任官で功績の顕著な者に親任官の待遇が与えられ、古参の三等官に勅任官の待遇が与えられた。 ただし、これらは、上述のふつうの待遇官吏とは性質を異にするものである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「待遇官吏」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|