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後頭動脈 : ウィキペディア日本語版
後頭動脈[こうとうどうみゃく]

後頭動脈(こうとうどうみゃく)は頭頸部動脈の一つ。外頸動脈の枝。顔面動脈と同じ高さで後側より起こり〔平沢興 原著・岡本道雄 改訂 『分担解剖学2 脈管学・神経系』改訂第11版 金原出版、1982年(改訂第11版)P.37〕、顎二腹筋後腹の下方を通り、後頭部へと向かう。後頭部の頭皮胸鎖乳突筋に栄養を供給する。また、背中と首の深部の筋肉にも供給する。
== 経路 ==
後頭動脈が起こる部位では、顎二腹筋後腹と茎突舌骨筋に覆われており、舌下神経が後より前に向けて巻きついている。上に向かい、内頸動脈内頸静脈迷走神経副神経と交差する。
その後、環椎横突起と側頭骨乳様突起の間まで上昇し、水平に後方へ向かい、胸鎖乳突筋頭板状筋頭最長筋顎二腹筋に覆われ、外側頭直筋上斜筋頭半棘筋へと向かう。
その後、さらに上に向かい、僧帽筋頭蓋骨付着部位の筋膜と胸鎖乳突筋を貫き、頭皮の浅筋膜内を曲がりくねりながら上昇する。ここで多くの枝が分かれ、栄養を供給しながら、頭骨頂まで届き、後耳介動脈および浅側頭動脈と吻合する。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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