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得撫郡(うるっぷぐん)は、北海道(千島国)根室支庁にあった郡。 人口46人(1940年)、面積1,494km²。 当該地域の領有権に関する詳細は千島列島及び北方領土問題の項目を参照。 == 概要 == 全域が千島列島中部の島嶼で構成され、町村制が施行されなかったため所属町村はない。2010年まで日本の一部法令に名称だけが残存していた。 郡全域が農林省の養狐事業地および臘虎膃肭獣猟獲取締法による海獣保護地域で民間人渡航禁止のため、定住者はなく農林省関係者が少数越年していた。国勢調査では昭和15年の46名が最大となっている。ただし、同法施行前からの既得権を持つ択捉島の漁民が4 - 10月の漁期に滞在したため、定期航路も存在したが、通年居住は禁止されていた。得撫島西部の床丹が中心集落で、東部にも見島という拠点があった。 千島列島の亜寒帯南端にあたり、植物学上の分布境界線(宮部線)の北側となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「得撫郡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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