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御廟山古墳 : ウィキペディア日本語版
御廟山古墳[ごびょうやまこふん]

御廟山古墳(ごびょうやまこふん)は、大阪府堺市北区百舌鳥本町にある前方後円墳百舌鳥古墳群を構成する古墳の1つ。
宮内庁により「百舌鳥陵墓参考地」(被葬候補者:第15代応神天皇)として陵墓参考地に治定されている。
==概要==

百舌鳥古墳群のほぼ中央、大仙陵古墳の南東に位置する。墳丘長約203メートルで、百舌鳥古墳群では4番目の大きさである。墳丘は3段に築かれ、南側に造り出しがある。発掘調査により、かつては二重濠があったことが確認されている。陪塚は数基あったとされるが、万代山古墳(もずやまこふん)のみが現存している。
主体部の構造や副葬品などは不明。現在では宮内庁陵墓参考地に指定している。
2008年に墳丘部周囲の崩落補修、倒木などの撤去工事が行われ、同年11月28日に、宮内庁と堺市がそれぞれの管理区域の発掘調査を行い、29と30日には環濠部に設けられた通路からの一般公開が行われた。その際の測量により、従来は約186メートルとされていた全長が、約200メートルである事が確認された。また、江戸時代前期に環濠が農地用水の溜池として利用されていた際に、環濠の拡張工事が行われ、墳丘部が一部削り取られていた事も判明した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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