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御所ヶ谷神籠石(ごしょがたにこうごいし)は、福岡県行橋市にある日本の古代山城(神籠石式山城)の遺跡。国の史跡に指定されている。 行橋市南西部のホトギ山(御所ヶ岳、標高246.9メートル)山頂から山麓一帯にかけ外周3キロメートルに亘って花崗岩の切り石と土塁が巡らされていた。 == 概要 == *景行天皇が熊襲征伐の際に、この地に立ち寄ったと伝えられ、景行神社が鎮座している。 *古代に築造された山城で、「日本書紀」「続日本紀」に記載がなく、遺構でしか存在の確認できないものを神籠石(こうごいし)、または神籠石式山城(-しきやましろ)と呼ぶ。 *古代山城(朝鮮式山城)とされることもあるが、築造主体など建設の経緯は一切不明である。そのため、多くの研究がなされており、様々な学説がある。 *門跡七ヶ所(東門・中門・西門・第二の西門・東北門・南門・南西門)、列石十ヶ所、梁行三間×桁行四間の総柱礎石郡などが確認されており、神籠石の中でも、規模と保存状態が良い。 *門跡の中でも中門の規模は特に大きく、水門は高さ7.5メートル、長さ18メートルの二段の石塁である。石材は全て花崗岩である。 *山頂部を底辺北側の谷を頂点とする三角状の範囲(東西900メートル、南北600メートル、比高差170メートル)が列石と土塁によって囲まれ、その推定外周は約3キロメートルにもおよぶ。なお一部列石が二重になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御所ヶ谷神籠石」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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