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御薗宇城[みそのうじょう]
御薗宇城(みそのうじょう)は、安芸国高屋保(現・広島県東広島市高屋町)に築かれた日本の城(山城)。 == 沿革・歴史 == 鎌倉時代末期に、出羽国平鹿郡を本領としていた平鹿氏(平賀氏)の一族が、元寇に備えて西国に下り、御薗宇城を築いて拠点とした。南北朝時代に家督相続問題で家内に争いが起きたが、平鹿郡を所領としていた惣領の平賀直宗がこの高屋保に移り住んで、安芸国の有力国人領主として成長していった。 室町時代には安芸国の守護となった山名満氏(氏清の子)と対立し、応永10年(1403年)、満氏は平賀弘章が籠る御薗宇城を包囲して攻撃した。この合戦は平賀氏が他の安芸国人衆の支援を受けて3年に及ぶ長期戦となった。この戦いで弘章の子、平賀共益、平賀惟益、平賀惟元らは討死を遂げたが、最終的には山名満氏を撃退した。 時代は下り、戦国時代になると当主の平賀弘保は、文亀3年(1503年)に白山城を築いて新たな居城とした。しかし、御薗宇城は維持されたようで、廃城年は慶長5年(1600年)前後ではないかと推測される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御薗宇城」の詳細全文を読む
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