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循環性ショック : ウィキペディア日本語版
ショック

ショックまたは循環性ショック(じゅんかんせいショック)とは主に、血圧が下がって、にそうになること。生命危険がある状態のひとつ。医学用語としての「ショック」は、単にびっくりした状態、急に衝撃を受けた状態、という意味ではない。より正確には、身体の組織循環が細胞の代謝要求を満たさない程度にまで低下することを特徴とする、重度かつ生命の危機を伴う病態のこと。原因は血圧とは限らない。血液酸素栄養素を全身に輸送しているが、血流低下によりそれが妨げられ、全身組織の機能不全を呈することになる。
日本語では末梢循環不全あるいは末梢循環障害といい、重要臓器の血流(特に微小循環)が障害されて起こる、急性の疾患群の事を指す。細胞障害を生じるため、末梢血管の虚脱、静脈還流量の減少、心拍出量の低下、組織循環能力の低下等の循環機能障害を見る。
== 症状 ==
古典的には5P'sといわれる症状が有名である。これは顔面蒼白 (pallor)、虚脱 (prostration)、冷汗 (perspiration)、脈拍触知せず (pulseless)、呼吸不全 (pulmonary insufficiency)が生じるとされている。血圧低下や頻脈も良く見るが、頭蓋内出血によるものであれば血圧・脈拍は正常の範囲である事が多い。血圧の低下ではなく循環動態のパラメーターを重視する考え方もある。ショックが重篤であったり、遷延すると意識障害代謝性アシドーシス高乳酸血症を伴う

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ショック」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shock (circulatory) 」があります。



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