翻訳と辞書 Words near each other ・ 微分器 ・ 微分回路 ・ 微分型電気移動度測定装置 ・ 微分学 ・ 微分容量 ・ 微分小 ・ 微分干渉顕微鏡 ・ 微分幾何 ・ 微分幾何学 ・ 微分形式 ・ 微分散乱断面積 ・ 微分断面 ・ 微分断面積 ・ 微分方程式 ・ 微分方程式系の可積分条件 ・ 微分法 ・ 微分演算子 ・ 微分環 ・ 微分積分 ・ 微分積分学 Dictionary Lists mini英和辞書 mini和英辞書 Webster 1913 Latin-English FOLDOC Wikipedia English ウィキペディア

翻訳と辞書　辞書検索 [ 開発暫定版 ] スポンサード リンク 微分散乱断面積 ： ウィキペディア日本語版 散乱断面積[さんらんだんめんせき] 散乱断面積とは、量子的には、散乱が起きる確率を表す量である。 古典的な散乱では、入射粒子を点と見なしたときの、散乱体の断面積に相当する。 ==設定・定義== z軸の正の方向に入射する毎秒当たりの粒子数をNとし。また原点Oを中心とする半径rの球面上の面要素dS内に毎秒到達する粒子数をΔNとする。この粒子数ΔNはNdS/r2 に比例する。検出器上の面要素dSを原点から見た立体角をdΩとすると、dΩ=dS/r2であるから、 :$\backslash Delta\; N\; =\; \backslash sigma(\backslash theta)Nd\backslash Omega$ である。ここで$\backslash theta$は、粒子が衝突によってz軸からそれた角度であり、これを散乱角という。また$\backslash sigma(\backslash theta)$は単位面積あたり毎秒1個の粒子が入射してくるとき、散乱角$\backslash theta$の方向の単位立体角のなかに散乱されてくる粒子数の割合を表しており、面積の次元を持つ。そこで$\backslash sigma(\backslash theta)$を散乱の微分断面積という。これを全立体角にわたって積分した :$\backslash sigma^=\backslash int\; \backslash sigma(\backslash theta)\; d\backslash Omega\; =\; 2\backslash pi\; \backslash int\_^\; \backslash sigma(\backslash theta)\backslash cdot\; \backslash sin\backslash theta\; d\backslash theta$ を散乱の全断面積という。これは単位面積のスリットを通って、毎秒1個の粒子が入射するとき、散乱されてくる全粒子数の割合である。 古典的粒子が球形の標的粒子に衝突する場合に、全断面積は球の幾何学的断面積に等しい。したがって原子による電子の散乱の場合には、散乱の全断面積の大きさはボーア半径の2乗程度の大きさである。 弾性散乱の場合、散乱の微分断面積は散乱振幅$f(\backslash theta)$の絶対値の2乗で与えられる。 :$\backslash sigma(\backslash theta)=|f(\backslash theta)|^2$ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「散乱断面積」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scattering cross-section 」があります。 スポンサード リンク 翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.