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徳島県民歌[とくしまけんみんか]
「徳島県民歌」(とくしまけんみんか)は、かつて日本の都道府県の一つ、徳島県の県民歌として演奏されていた楽曲である。作詞・金沢治、作曲・服部良一。 == 解説 == 1939年(昭和14年)に「時局下における県民の志気を鼓舞し、質実剛健・積極進取の気風を振興するため」を制定意義として国民精神総動員徳島県実行委員会が歌詞の公募を実施し〔岩村武勇『徳島県歴史写真集 』(私家版、1968年)、640ページ。〕、阿波弁研究で知られる言語学者の金沢治が応募した歌詞が採用された。作曲は依頼により服部良一が行い、9月に発表会が開催された〔『徳島毎日新聞』昭和14年9月28日付。〕。 他県の県民歌と同様に1945年(昭和20年)の太平洋戦争終結後は演奏の機会が少なくなり、県では長らく「戦前のものであるため、現代の徳島県にふさわしい歌を目下検討中」としていた〔国民文化協会『事典 シンボルと公式制度 日本篇』(国際図書、1968年)、231ページ。〕。そして、本曲の制定から32年を経た1971年(昭和46年)に現在の「徳島県民の歌」が制定され、本曲は廃止された。 本曲の歌詞と楽譜は1970年(昭和45年)に刊行された西崎嘉太郎/日本青少年音楽教育センター 監修『日本うたの地図』(しなの出版)の118-119ページに掲載されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「徳島県民歌」の詳細全文を読む
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