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心理主義[しんりしゅぎ] 心理主義(しんりしゅぎ、、)は、価値、真理、妥当性などの抽象概念を何らかの心理的作用として把握しようとする学問上の態度を意味する。これは、特定の思想というよりもむしろ、功利主義、唯物論、科学主義などのように形而上学的思弁的議論を好まない思想に広く見られる方法論のひとつである。哲学上の心理主義はフッサールなどが「論理・認識論的な考慮を払わず心理学的なものを重視しすぎる」と批判的に用いたことに始まる。 芸術上の心理主義は、人物の心理描写に重きを置く創作態度を指す。 == 心理主義の意義 == 心理主義は、多くの場合、実験や観察によって確定できない概念(価値、正しさなど)を実証可能なものとして扱うために採用される。確かに、「価値とは何か?」という議論を思弁的に行うよりも、「価値とは個々人の嗜好である」と定義して誰が何を嗜好するかを観察する方がずっと明快である。しかし、このような手法は、自然主義的誤謬などの哲学上の難問を伴うため、強い批判に晒されることが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心理主義」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Psychologism 」があります。
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