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心筋炎 : ウィキペディア日本語版
心筋炎[しんきんえん]

心筋炎(しんきんえん、)は、感染症中毒あるいは原因不明の心筋の炎症性変化。無症状のものから発熱頻脈呼吸困難などの臨床症状を示すものまである。特に急性心筋炎(acute myocarditis)は、特異的所見に乏しい上に急性の転帰をたどることから、臨床上重要である。大動脈解離クモ膜下出血急性喉頭蓋炎などとともに診断に苦慮する疾患のひとつとされている。
==原因==
: ヒト
:: 小児の急性心筋炎の原因としてはコクサッキーウイルスが最も多く、エコーウイルスアデノウイルスインフルエンザウイルスによるものもみられる。
: 犬
:: 心筋炎の原因となるもののうち、感染性のものとしては、ウイルスとしてコクサッキーBウイルス(最多)、脳心筋炎ウイルス、犬パルボウイルス、口蹄疫ウイルス、犬ジステンパーウイルス、ヘルペスウイルス、オーエスキー病ウイルス、豚生殖器呼吸器症候群ウイルス、悪性カタル熱ウイルス、ブルータングウイルスなど、細菌として''Listeria monocytogenes''、''Actinobacillus equuli''、''Haemophilis somnus''など、原虫としてトキソプラズマトリパノソーマなどがある。
また、感染性のもの以外にも、化学物質や放射線、膠原病などのほか、特発例も報告されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「心筋炎」の詳細全文を読む



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