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嫌い箸[きらいばし]
嫌い箸(きらいばし)は、忌み箸(いみばし)、禁じ箸(きんじばし)とも言い、箸食文化圏〔箸食(はししょく、ちゃくしょく)をする文化圏、あるいは、箸を使う食文化圏。主として、中国を始めとする東アジア全域(東はアイヌ、北はモンゴル、西はチベット、南は台湾および中国南部までを含む)、および、東南アジア。〕においてマナー違反とされている箸の使い方である〔本田(1978年)〕〔岡田(1998年)〕。
== 概説 == 地域文化や信仰宗教が違えば、心好く思われない所作(好き嫌いの基準で、嫌われる振る舞い)や忌むべき所作(習慣や教義によって禁じられている振る舞い)も異なるため、箸使いのマナーにも自ずと差異が見られる。 例えば、中国・韓国・日本は同じ火食〔火食(かしょく):物を煮たり焼いたりして食べること。〕文化圏に属するが、箸と匙を併用する前2者の文化に(盛り合わせ料理や複数人で食べる鍋料理などから個に取り分けるために使われる、専用の箸)は存在せず、全てが直箸(じかばし)であり、箸のみを使う文化圏にある日本における直箸のタブーは、前2者では成り立たない〔一色(1987年)〕。 また、日本の忌み箸には、仏式の葬儀関連行事の場合に限って、通常時と区別する含意をもって敢えて忌むべき箸使いをする風習がある(「仏箸」にて詳述)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「嫌い箸」の詳細全文を読む
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