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『忍風戦隊ハリケンジャー』(にんぷうせんたいハリケンジャー)は、2002年(平成14年)2月17日から2003年(平成15年)2月9日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全51話が放送された東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。 キャッチコピーは「人も知らず 世も知らず 影となりて悪を討つ!」〔東映公式サイトより。〕。 == 概要 == モチーフは『忍者戦隊カクレンジャー』と同じく「忍者」。またメンバー構成は3人となっているが、プロデューサーの日笠淳や脚本家の宮下隼一によれば、従来のような5人戦隊ではなく3人戦隊にすることで、キャラクター1人1人の描写に重点を置くことが狙いと語っている。 本作品の大きな特徴として、装備も組織も互いに独立した複数の戦隊チームが並立し、途中から共闘するという設定が挙げられる。ただし共闘する者たちはあくまでも別チームであり、ハリケンジャーは最後まで3人である。これは、過去作と同じモチーフを用いていても発明を加えることで新しいヒーロー像を描けるようになるだろうという発想から、先輩忍者戦隊にあたる『カクレンジャー』にはなかった「流派」という要素を取り入れたものである〔『宇宙船』Vol.104、朝日ソノラマ、2003年1月、pp..70 - 71〕。 また、1話限りの悪役キャラにも愛着を持てるようにという塚田英明サブプロデューサーの意向により、テレビ朝日公式サイトに「怪人プロフィール」が設けられたほか〔これは現在でも続いており、本編では語られなかった裏設定も掲載されている。〕、EDの前にも毎回「宇宙忍者ファイル」という、その回の怪人(ゲスト怪人のいない回は、レギュラー幹部のうち一人)をナレーターが紹介するミニコーナーが設置されており、同様のミニコーナーは『炎神戦隊ゴーオンジャー』まで続いた〔『爆竜戦隊アバレンジャー』は本編Cパートの扱い。作品によってはエンディングに内包されている。『轟轟戦隊ボウケンジャー』はDVD、東映チャンネルでの再放送、YouTubeと言ったネット配信に限り、ミニコーナーなし。〕。 演出面ではマスクが開いて顔が見えるという設定から、普段から主演の3人は高頻度でスーツを着用していたことも特徴として挙げられる。この他、スーパー戦隊シリーズとしては初めて巻之三十五よりアバンタイトルが挿入され、また同様に最終巻では通常のフォーマットによるオープニングが流れない形となった。さらに番組終了時の提供バックでは次回エピソードの映像を流すようになり、以降の作品においてもこのフォーマットは踏襲されている。 作中に登場するロボットはガシャポンをコンセプトとしており、メダルを入れてレバーをひねると武器の入ったカプセル「カラクリボール」が出てくるという発想を基本としている。バンダイの玩具開発担当は同社内のベンダー事業部との連動も意識しており、武器の中には「ピタットヒトデ」のようにベンダー供給専用として考案されたものもある。カラクリボールは前年の『ガオレンジャー』のパワーアニマルや『仮面ライダー龍騎』のアドベントカードのような成功を収められなかったが、その原因のひとつはカードほど取り回しのよくない成型品であるため、雑誌への付録などが困難であったことが挙げられる〔。 メカニック描写は前作『ガオレンジャー』で培われたコンピュータグラフィクスを多用する一方で、ミニチュア特撮にも注力している。 2013年、番組終了から10周年記念として、Vシネマによる続編『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』が制作された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「忍風戦隊ハリケンジャー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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