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「急がば廻れ」(いそがばまわれ、"")は、1955年にアメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、ジョニー・スミス (Johnny Smith) が作曲し、録音したインストゥルメンタル曲。この曲は基本的に、古くから親しまれたスタンダード・ナンバーである(シグマンド・ロンバーグが1928年に作曲した)「朝日のごとくさわやかに」のから作られている。 1960年秋、シアトルを中心に活動するインストゥルメンタル・ロック・バンドであったザ・ベンチャーズが、サーフ・ロックのシングル盤としてアレンジしたこの曲をリリースし、たちまちヒット曲となった。イギリスでは、作曲家ジョン・バリーが率いるジョン・バリー.セブン (The John Barry Seven) によるカバー・バージョンが『''Record Retailer''』誌のチャートで最高11位まで上ったが、ベンチャーズのバージョンはそれを上回る8位に達し、『ニュー・ミュージカル・エクスプレス』誌など、他のイギリスのチャートでもトップ10入りを果たした。 ザ・ベンチャーズのバージョンは、チャート入りを果たした最も初期ののひとつと見なされており、1960年の8月から9月にかけて、Billboard Hot 100 では最高2位、『キャッシュボックス』では最高3位を5週連続で記録した〔Cash Box Top Singles - 1960 〕。 ザ・ベンチャーズの初代ドラマーは、後に空軍大将となるジョージ・バビットであったが、バビットは「急がば、廻れ」のリリース前にバンドから脱退していた。 この曲のドラマーについては、バンドの公式サイトには「「急がば、廻れ」のドラマーはスキップ・ムーア (Skip Moore) であり、多くの方々が考えられているホーウィー・ジョンソン (Howie Johnson) ではありません。スキップは、25ドルとレコードの印税の4分の1のどちらか好きな方を選択できました。彼は25ドルをとったのです。」と記されている。後にザ・ベンチャーズは、1964年に新たなバージョンをレコーディングし直して「急がば廻れ'64 (Walk, Don't Run '64)」(ミシルルーを思わせるギター・リフが入っている)をリリースし、この年の8月には米国チャートのトップ10入りを果たした。 チェット・アトキンスは、ザ・ベンチャーズのヒットより3年前にこの今日を録音し、好評を得ていた。他にもこの曲は、 ザ・シャドウズ、JFA、スティーヴ・ハウ、ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス、ペンギン・カフェ・オーケストラなどによってカバーされている。 2003年7月、ザ・ベンチャーズのギタリストであるノーキー・エドワーズは、ライト・クラスト・ダグボーイズ (Light Crust Doughboys) とアルバム『''Guitars Over Texas''』で共演し、この曲をレコーディングした。このバージョンは、ジャズ風のセカンド・ヴァースや、リズムギターの代わりにキーボードを使用している点などに特徴がある〔sound samples, www.theconnextion.com/artgreenhaw〕。 2010年8月、この曲は米国の The Weather Channel の番組『''Local on the 8s''』で使用された。 ==おもな録音== * 1955年: ジョニー・スミス (Johnny Smith) * 1957年: チェット・アトキンス * 1960年: ザ・ベンチャーズ * 1960年: ジョン・バリー.セブン (The John Barry Seven) - ギタリストVic Flickをフィーチャー * 1964年: スプートニクス (Die Sputniks) - ドイツのビートバンド * 1965年: ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス * 1972年: ピンク・フェアリーズ (Pink Fairies) * 1977年: ザ・シャドウズ * 1981年: ペンギン・カフェ・オーケストラ * 1983年: 渡辺香津美 * 1993年: カリフォルニア・ギター・トリオ * 1998年: スティーヴ・ハウ * 1999年: ジョニー・A (Johnny A.) * 2003年: ノーキー・エドワーズとライト・クラスト・ダグボーイズ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「急がば廻れ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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