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急就章 : ウィキペディア日本語版
急就篇

急就篇』(きゅうしゅうへん)は、前漢末の史游の作と伝えられる漢字学習書。たんに『急就』〔、あるいは『急就章』〔『隋書』経籍志一「急就章一巻、漢黄門令史遊撰。急就章二巻、崔浩撰。急就章三巻、豆盧氏撰。」〕とも呼ぶ。
== 成立 ==

『急就篇』は前漢元帝宦官であった史游の作とされ〔『漢書』芸文志「急就一篇、元帝時黄門令史游作。」〕、「急就奇觚与衆異」で始まるために『急就篇』と呼ばれる。漢字を韻をふむように並べて学習しやすいようにしたもので、漢からに至るまで広く使われたが、学習書として千字文百家姓三字経などが使われるようになると急就篇は衰えた。
『急就篇』は章草の手本として使われ、唐の張懐瓘『書断』では史游を章草の祖としている〔張懐瓘『書断』「章草者漢黄門令史游所作也。」〕。
先行する同様の書に『史籀篇』『蒼頡篇』などがあったが、いずれも現存していない(ただし『蒼頡篇』は部分的に出土資料がある)。『急就篇』は完全な形で残っている最古の漢字学習書である。
『急就篇』には多くの注釈がつけられたが、顔師古によるものが現存するほかは滅んだ。南宋王応麟は顔師古のものにさらに補注を加えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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